1月26日(日)手術後313日目
退院後118日目

昨夜『キャプテン・マーベル2』のお話をしましたが、これはもちろんブリー・ラーソン主演。
ブリー・ラーソンはもちろん女優です。
そして2020年、わたしが映画館で観たい公開予定作品の中の2本が、
『ブラックウィドウ』
『ワンダーウーマン1984』

2つともアメコミを基としたスーパーヒロイン物というのが何なのですが、どちらもとても愉しめそうです。
そしてお分かりの通り、『キャプテン・マーベル2』も『ブラックウィドウ』も『ワンダーウーマン1984』も女性が主人公。
わたしは子どもの頃から女性が主人公の映画が大好きであり続けています。

ハリウッドにおいても、男優と女優の収入格差が問題になって久しいですが、これは結局「男優主演映画の方が儲かる」という映画会社などの認識が根本にあり、間違いなくマーケットリサーチなどでもそうした調査結果が出ているわけですね。
これは「女優主人公映画」が大好きなわたしとしては不思議な感もあるのですが、現状はこの通りなのです。
で、お話を広げることになるけれど、男女格差はいまだ世界のほとんどの国に根強く存在しているのですが、先進国(←便宜上この言葉を使ってます)の中で日本はとりわけ根強い・・・とされている。
ま、この認識が欧米の価値観の一方的決め付けという意見もあって、それはそれであり得るけれど、そうとも言えない、つまり日本の男女格差が十分に頑迷であるという部分は認めざるを得ないところも否定はできないだろう。
そこで「女性リーダーの数を増やせ!」とばかりクオーター制度導入を目指す人たちもいるのだけれど、そしてもちろんわたしは女性蔑視を最も嫌悪する人間の一人だと自負しているけれど、社会全体がまだまだ女性に対して旧態依然の認識を持ち続けている中で、制度によって女性リーダーを増やすことにどれほどの意味があるか疑問を持っている。
もちろんクオーター制度なども、やってみれば、「上手く行ったじゃないか!」となるかもしれないけれど、どちらにしてもまだまだ根深く残る男女格差を少しずつでも解消していかねば絵に描いた餅となる可能性大だと思っている。
で、制度や上からの改革も時に大きな意味を持つけれど、時に無意味で、時に有害にさえなる歴史上の様々な例を頭に浮かべれば、わたしたちはどうしても「社会に根付き、強くしなやかに広がる改革」をしなければいけないと、それが簡単にできれば世話はないけれど、だからと言って諦めていては何も変わらないのであって、どれだけできるかはさて置いて、「常にやっている状態」でなければならないと思うわけなのです。

と、どんどん話題は映画から離れているようなのですが、これ、基本は映画の話です(笑)。

つまり、「女性が主人公」の映画をより多くの人たちが観ることは、直接的にも間接的にも

「男女格差を解消していく」

一歩ずつ、しかしいずれ大きな動きになると考えてます。

あ、ただわたし、急進的フェミニストさんたちの考えには必ずしも相容れない部分はありますけれどね。