2月13日(木)手術後330日目
退院後133日目

しかしNHKもAI美空ひばりを引っ張りますな。
いろんな歌番組へ出してくる。
わたしはあのAIの映像も歌もまったくダメで、美空ひばりに詳しいわけでもなければ特段の思い入れもないけれど、あの歌を「蘇った美空ひばり」なんて言ったら美空ひばりが可哀そうだと思う。
わたしのはどう聴いても「AIがどうにか美空ひばりの真似をしている」としか感じられず、「AIで作ってけれどこのくらいにしかなりませんでした」と言うのならまだしも、「蘇った美空ひばり」はないだろう、と。
ハリウッドでも「過去の大スターをAIで」という動きがあって、それに対して俳優らから怒りの声が上がったりしているけれど、山下達郎はAI美空ひばりを「冒とく」と一刀両断しています。

山下達郎 紅白登場の「AI美空ひばり」をバッサリ「一言で申し上げると、冒とくです」
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200119-00000247-spnannex-ent

今年のアカデミー賞は、わたしはやはりここへ来てのレネ・ゼルウィガー大復活が一番嬉しかったですな。
『ブリジット・ジョーンズの日記』シリーズや『シカゴ』などの頃のゼルウィガーほどワクワクさせてくれた女優、わたしの映画鑑賞史の中でも屈指ですからね。
本当に凄い活躍だった。
ところが急に容貌のことでボロカス言われるようになった。
確かに急に老け込んだなあというのはわたしも感じていたのですが、最近のゼルウィガーが当時を振り返って、「世界中から貶められている気がした」と言っている。
「ハリウッドスター=世界のスター」だけに、賞賛される時も凄いけれど、貶められる時
はまた凄い。
特にネット社会の現在は何かと言えばすぐに、「~が劣化」とかいう愚劣なサイトが乱立する。
こんな風に人を貶めるしか能のない暇で愚劣な人間が無数に存在する社会ですからね。
ハリウッドの大スターと言えどもわたしたちと同じ人間ですから、そうした誹謗中傷を浴びて平気なわけはない。
そんな屈辱的な期間を経て最高の栄誉に辿り着いた(ゼルウィガーはアカデミー助演女優賞は獲っているけれど、主演は今回が初です)レネ・ゼルウィガーに対する尊敬の念は今、最高潮に達しているのです。
そうそう、今年のアカデミー賞のセレモニーの後、急激に観たくなって『シカゴ』を久しぶりに鑑賞。
もうめちゃめちゃおもしろいです、今観ても。
ミュージカル映画っていうのはだいたいが後半にエモーショナルに盛り上がるシーンが用意されているのだけれど、『シカゴ』はいわば

「悪徳」を描いた作品であり、

基本的に「いい人」は一人も出てこない(「愚鈍な人間」として描かれる「セロファン」もいわゆる「いい人」ではないでしょう)
それでこの圧倒的なおもしろさ。

そして脈絡も構わずに言うけれど、

『ジュディ 虹の彼方に』、早く観たい!!