末尾ルコ「母の話、健康医療・介護福祉の話題」

5月2日(土)手術後405日目
退院後211日目

3月に要介護度再認定の調査員が我が家をおたずれたお話は既にしておりますが、新たな証書が到着したのは4月24日。
けっこう時間がかかりました。
で、母の新たな要介護度ですが、

「要介護3」となりました。

ケアマネージャーさんは「2か1になるのではないか」と予想していたけれど、そこまで軽くは認定されなかった。
でもまあこれはこれでいいでしょう。
「転倒の不安」以外に自宅で生活していくのに取り立てての大きな問題はありません。
ただ自宅での入浴は、できなくはないけれどなかなか難しく危険も伴うので、これはデイケアにお願いし続けたいのです。
ところが「要介護」から「要支援」になると、デイケアの入浴介助は受けられなくなるということ。
介護制度自体いろいろ問題を含んでいるわけですが、本当なら要介護度が軽くなったり、要支援になったりを目標として喜びたいところですが、必要な介護サービスが受けられなくなる場合を考えるとそうもいかない。
この部分も問題点の一つです。

まあ要介護度は予想より軽くならなかったですが、母は体力もついてきたし、入院中に減退していた認知機能もだいぶ向上してきました。
あらためて思うのは、「長谷川式認知症スケール」って、人間の認知機能のごく一部を測る目安でしかないということです。
あれはあれで目安としての存在価値はありますけれど、同時にあのくらいの簡易テストで人間の認知機能の全貌が分かるわけもなく、人間とは長谷川式認知症スケールなでは計り知れないほど遥かに深い存在なのだと確信しています。
もちろんこれは「素人」ならではの意見・感想なのですけどね(笑)。

そう言えば、デイケア、デイサービスなど介護事業所などがコロナ禍の影響で休業する施設が多く出てきていること、社会問題化していますね。
母がお世話になっているデイケアは現在のところ頑張って運営してくれてますが、わたしとしては常に悩みながらの利用となっています。
ま、例えば利用者さんの中には、所長さんに「マスクしましょう」と言われて付けてもすぐ外しちゃうような人がいて、しかもその人、でかい声で喋るんですよ。
それでなくても限られたスペースの中に、少なくとも10人以上の人たちがいるという状態ですから、感染リスクを考えたら、「行かない」方がリスクを軽減できるのは当たり前です。
けれど入浴介助はしてもらいたいし、所長さんも最近「体力がついてきた」と評価してくれている。
新型コロナ禍が容易に収まるはずもない中、今からずっと休み続けるわけにはいかないと思うのです。
お世話になっているケアマネさんによれば、彼女の知っている範囲では、やはり「悩みながらも通い続けている人が多い」とのことです。
いやホント、悩みます。