末尾ルコ「母の話、健康医療・介護福祉の話題」

6月28日(日)手術後462日目
退院後268日目

6月24日は、母がお世話になっているケアマネさんの家庭訪問日。
今回はまず6月に行った3科受診の内容報告から始まって、母がお世話になっているデイケアの所長さんが辞めた件。
これに関してはケアマネさんも「その話を知って、所長さんに〈困ります〉と言いましたよ。あの人があのデイの顔でしたからね~」と。
「デイ」というのは「デイサービス、デイケア」のことを略してそう呼んでいる。
これ、医療、介護福祉関係の方々はだいたいそう呼びますね。
まあわたしも「彼(所長)の人生ですから」と真っ当なことを言いながらも内心は(残念)という気持ちが強い。
力のある人だったですからね。
そしてわたしたちがたまたま出入りの多い時期から利用を始めたということだろうけれど、10月に5人いたスタッフさんの3人が退職、新しいスタッフは今のところ2人。
やはりいささか(う~ん)というのはあります。
ケアマネさんによると、

「今介護職は募集をかけても集まらないんです」ということ。
この点については日本社会と介護職にまたがっての構造的な問題なのは以前から多くが指摘している通りで簡単に語れるはずもないが。
ただ一つ間違いないのは、

「介護職に対する社会的関心をもっと高めること」だと思います。

どうも介護職に対する世の中の見方は、ホリエモンの発言が物議を醸し出したこともあったけれど、「誰にでもできる仕事」という侮り、あるいは「どうせ高齢者の面倒を看る仕事だから」という侮りが強く残っているのは間違いないでしょう。
今回のコロナ禍に際しても、医療現場のひっ迫については早くから報道されたのに、介護現場のひっ迫に関してはずいぶんと控えめな報道であり続けています。
「高齢者だから、老い先短いから、若い人の命の方がずっと大切だ」なんていう社会効率優先的な考えはわたしは持っていません。
が、この件は込み入ったお話になるので今回はここまでにしておきましょう。

映画好きのケアマネさんとはひとしきり介護のお話しをした後、恒例の「映画のお話」。
これ、とっても大切です。
でも介護のお話しを合わせても毎回小1時間の会話時間ですからアッという間に過ぎてしまいます。
だから5月からはお薦め映画などを記したメッセージペーパーを用意してお渡ししています。
最近会えてないけれどとても大切なA病院のソーシャルワーカーさんへのメッセージペーパーも渡していただいてます。
さて今回ケアマネさんにお薦めした映画は・・・というところで次回に続きましょう。