●末尾ルコ フラグメント「猫、ヴィクトール・セガレン」篇。

「猫、ヴィクトール・セガレン」

ページを開けば
ヴィクトール・セガレンの
ヴィクトール・セガレンの詩があって、
(これは今、おれの詠むべき詩だ!)と
声を上げそうになり、
そして読む
ヴィクトール・セガレンの詩を
ヴィクトール・セガレンの詩を
ヴィクトール・セガレンの詩を
時にマーク・ジュリアナの
ドラムスのように

・・・・・・

ぼくの素敵なネコのために
ぼくはいつでも
どんな詩だって
読んでみせるさ!