ダルデンヌ兄弟の創作姿勢は、映画作りを超えてわたしたちが範とすべきだ。

最近とみにそう思うようになりました。

フランスの有力紙リベラスィオンの映画評は「サンドラの週末」に次のような言葉を贈っています。

"Deux jours, une nuit" prend aux tripes avec violence,中略 confère à Sandra le charisme et l’aura d’une Wonder Woman.

"Deux jours, une nuit"が「サンドラの週末」の原題。
「二日、一夜」という意味です。
そして
「この映画は激しく心を揺り動かし、サンドラにカリスマとワンダーウーマンのオーラを与えている」と讃えています。

既に世界的大女優として名高い、美しきマリオン・コティヤールがほぼノーメイク、低所得家庭の服装で「復職」のために、治り切っていない鬱病を抱えながら困難な懇願をして回る。
そしてサンドラは何を選択するか?