末尾ルコ「母の話、健康医療・介護福祉の話題、映画と芸術の話題」

1月16日(木)手術後658日目 退院後468日目

そもそも自殺の動機というのは普通複合的なもので、今秋以降日本の自殺者が増えている原因のすべてをコロナ禍にのみ求めるのが乱暴と言いますか、経済を回したいがためのポジショントークのようにも感じます。
そうですね、どんな立派(風)な経歴を持った人であれ、その意見はたいがいポジショントークだとわたしは見てますけどね。
それに日本より遥かにコロナ禍の深刻なフランスでは、しかし自殺者が減っているとのデータもあるようです。

新型コロナ感染によるリスクが高いのが、高齢者や基礎疾患を持っている人たちであることはよく知られていますが、「経済重視」派のどうにも嫌な思考が、まるで「経済のためなら、高齢者や基礎疾患のある人たちが少々死ぬのは致し方ない」と、いや、「致し方ない」どころか「生産性の低い高齢者や基礎疾患を持っている人たちが死ぬのは大きな問題ではない」というニュアンスさえ漂わせているところなんですね。
さらにネットではそれこそ、「高齢者や基礎疾患を持っている人たちは少なくなった方がいい」とさえ言い放つ(書き放つ)連中もいるわけです。
まあわたしの考えですと、このような連中こそ「少なくなった方がいい」ですわ。
国が多少貧乏になっても、こうした連中が多く存在する状況よりはましだとわたしは思います。

人間一人一人の「命」っていうものは、統計学や経済学のフィルターで語れるものじゃないんですよ。

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百田夏菜子が美しい。
そう、ももいろクローバーZの百田夏菜子です。
『夏のバカ騒ぎ2020 配信先からこんにちは』というBDを観たのですが、もともとももクロのパフォーマンスは圧倒的。
その圧倒的は時期によって異なる圧倒的だけれど、現在は洗練の極致を突き進んでいるように見える。
そして彼女たちはとても意思的かつ意志的なのですね。
まあわたしはももクロが4人になってからファンになった新参者に過ぎないけれど、このグループは一度見ただけで掴まれる力があります。

その後緩やかながらももクロの歴史を辿ったりしたけれど、つまり初期の、瞬く間に日本を席巻し始めた彼女たちはとにかく何でもかんでもシャカリキでやり遂げていくことが数多くの熱烈なファンを生み出してきた。
その過程が尊いのは言うまでもないが、4人体制になってからのももクロは、これまた見る見る審美的に高まってきている、その中心にリーダーの百田夏菜子がいると、新参者ファンのわたしでしかないけれど、そう感じているのです。