しかしロバート・ショウは、私の人生の中で「初めての男」であって、その後どんな男が現れようが、「初めての男」は永遠に不動なのである。そう、彼は私が初めて惚れ込んだ外国人俳優なのだ。「だからどうした」と言われても困る。もちろんこの話は、所詮私の取るに足らない人生の一コマに過ぎない。が、令和時代にもなったというのにロバート・ショウについて語り、一人でも読んでくれる人がいればそれだけでも十分意義があると信ずるから語っているのである。要するに、実は昔から、過去も現在も無いのだ。