「ビッグ・ウェンズデイ」、三人の男の一人ウィリアム・カット。この人は軽妙なテレビシリーズで人気を博したらしいが、それはぼくのあずかり知らぬことである。
そんなわけで映画俳優としては大きな実績を残せていないウィリアム・カットだが、ぼくは彼が出演した映画を映画館で三本観ている。「キャリー」「ファーストラブ」「新・明日に向って撃て!」である。「キャリー」を映画館で観た衝撃については何度もお話ししているが、「ファーストラブ」についてはよく覚えてない。
問題は「新・明日に向って撃て!」で、あの伝説的西部劇「明日に向って撃て!」の前日譚として作られているかが、なにせポール・ニューマンとロバート・レッドフォードという伝説的コンビネーションである。「新・明日に向って撃て!」ではニューマンの若き日をトム・ベレンジャー、レッドフォードの若き日をウィリアム・カットと、どだい無理筋の配役。ただこの映画、脇の俳優を見ると、ブライアン・デネヒーとかクリストファー・ロイドとか。へえ、なかなか豪華だったんじゃないってなもんやsand傘。