真の映画スターの顔や佇まいはそれだけで芸術と断言できる造形でありオーラを持っている。大きなスクリーンに映し出されただけで鑑賞者にカタルシスを感じさせる存在が映画スター。その意味でテレビスターやモデルなどとはまったく別次元の存在なのである。
たとえばジャンーポール・ベルモンド。彼は舞台でも活躍していたが、特に若き日のベルモンドは、(よくこんな人間が生まれたな)とため息がでるほどの映画スターぶりである。