「ブラック・レイン」リドリー・スコット監督

大阪の撮り方はインパクトがあったが、これは「ブレード・ランナー」を体験した後なので予想はできた。松田優作が画面にいる場面と、「それ以外」と分けたくなるほど緊迫感が違う。
泉谷しげるが「能などを意識した優作の芝居は違うんじゃないか」という趣旨の発言をしていたが、その意見こそ「違う」。ハリウッド映画で、圧倒的で美しい「佐藤」を造形した優作に最大の敬意を払いたい。

6点