「野獣死すべし」村川透監督

松田優作の作品群の中でもひときわ異彩を放つ。このような作品がメジャーなエンターテイメントとして公開されていた時代と比べ、今のほとんどのヒット作の幼稚なことと言ったら。
もちろんこの作品には、独特の滑稽さとチープさがあるが、有名な「リップ・ヴァン・ウィンクル」のくだりで死神そのものになる優作に誰が近づけるというのか。

7点