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「シャイン・ア・ライト」 [末尾ルコ(アルベール)の成長する小さな映画批評]

スコセッシの撮った作品だ。ライティング、カメラワーク、その他さまざまが素晴らしいのは分かりきっている。それにしてもだ。あのミック・ジャガーとは何なのだろう。
今まで「知っている」と思っていたミック・ジャガーのあまりの凄さにあらためて仰天してしまった。

9点
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コメント 2

She's a Rainbow

ひょっとしてルコさんはジミヘンやドアーズ、フーなどは好きでも、ストーンズはやや美の観点から外れているのかな、と勝手に思っていたので「シャイン・ア・ライト」を評価してくださったことは大変うれしいです。
とは言っても私自身、60年代70年代のストーンズが一番好きなので、この映画を観るにあたっては「60歳過ぎてもここまでできるストーンズ」とか「バンドが続いているだけで十分偉大」とか、そういうどこかエクスキューズのようなものを覚悟して観ていました。どうも80年代後半以降のミックジャガーは、動きにしなやかさが無かったり、ハードな曲で気合が入りすぎていたり、バラードの時の歌唱がねちっこかったり、そのあたりの不満を個人的には感じていたんですね。
ところが、実際映画が始まるとそんなエクスキューズはどこかに飛んでしまいました。「何!?このしなやかな腰の動き!」「声も艶があって力んでないじゃない!」そして、何よりすごいのが圧倒的なグルーヴ感!リズムが体の表面ではなく体の芯に訴えかけてきてほとんど陶酔状態となり、じっと観ているのが辛いぐらいでした。
ミックジャガーは化け物ですね。そして、黒人音楽を『バンドとして』極めた果てのあのグルーヴ感。そんじょそこらの並のバンドにはできません!
すいません、完全に我を忘れて自己陶酔してますね。ファンじゃない人にとっては「何のこっちゃ」ですよね。
by She's a Rainbow (2009-06-03 20:35) 

末尾ルコ(アルベール)

ストーンズ・・大好きですよ(笑)!ただShe's a Rainbow様もおっしゃるように、近年のストーンズのアルバムには興奮していなかったというのはあります。
それにしてもこの映画のミック・ジャガー・・。ストーンズのライブ映像はいろいろありますが、「ここまで凄かったか?」という鬼気迫るもの。「こんなの誰もかなわないよ」と腰が抜けそうになりました。
>じっと観ているのが辛いぐらいでした
その通り!よくお客さんたち、じっとしていられるなと思いましたよ。
特に「悪魔を憐れむ歌」以降は・・他のものでは絶対味わうことができないような映像・音楽体験。つくづく観に来てよかったなと思いながら陶酔してました。
ところで・・わたしはけっこういろいろ聴いてまして・・今はかなり雑食ですが・・また音楽のことも書いていきますね。

                          末尾ルコ(アルベール)
by 末尾ルコ(アルベール) (2009-06-03 23:38) 

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