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●末尾ルコ かつて語った「クリムト」ラウル・ルイス監督 [「言葉」による革命]

「クリムト」ラウル・ルイス監督

芸術家の生涯を描きながら、まったく格調高くなっていないのがおもしろいところ。ややチープなヌトヌト感が、70年代ヨーロッパ映画を彷彿させてノスタルジック。

タグ:映画 アート
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●「母連れ狼」末尾ルコ(アルベール)、うたちゃん(母)の日々~冬のひまわり、そして大恋愛。 [「言葉」による革命]


わたしはアートでロックでハードボイルドでポップでジェントルな末尾ルコと名乗り、しかし地元ではふつうアルベールなのですが、「初恋のヒヨコ」でもあります。原則いつも母(うたちゃん)と行動を共にし、車いすを押しておるそのイメージから「母連れ狼」とも名乗ります。
そう、最高の介護を超えるべく。



果物とか野菜とかそして花もそうだけれど、昨今季節感なく店頭に並ぶのはよしあしだけど、2月に買った大きな向日葵がリヴィングの窓際で美しく存在感を見せつけてくれている姿に、(まあこれもいいんじゃない)と、そう思います。
部屋に花があるとないとじゃ本当に違うし、花は日々変化していく、時に期待よりも早めに弱ったりする失望も含めて(花、あるいは植物とともに生きる)ということなのでしょう。
向日葵と言えばこの2月、ロシアの侵攻を受けたウクライナを思い出します。
そういえばイオン高知でもたまに「フリーピアノ」をやっていて、つまりこれはNHKの『駅ピアノ』『空港ピアノ』のように、イオンの場合は南コートに白いピアノ置いていたんだけど、この企画しょっちゅうやっていただきたい。
ぜひうたちゃん(母)も弾いてほしいですからね。
やはり家で弾くのと、(誰かが見ている・聴いている)環境で弾くのでは心の張りが違います。
その「フリーピアノ」やっている時、誰かが映画『ひまわり』のテーマ曲を弾いていた。
このように歩いている時ふと聞こえるピアノの音、いいんですよね。
ソフィア・ローレンとマルチェロ・マストロヤンニによる大悲恋映画。
大悲恋映画ってそれだけのスケールの男女優でないと映画にならないんです。
ソフィア・ローレンとマルチェロ・マストロヤンニにのとてつもないスケール感、若い人にもぜひ感じていただきたい。

「大悲恋」で思い出すのは、原作との相違はさて置いて、例えば『ドクトル・ジバゴ』。
エキゾティックなオマー・シャリフと鬱屈間に満ちたジュリー・クリスティのバランスが素晴らしく、そして『ひまわり』と同様にテーマ曲が圧倒的。
映画音楽で一番好きなのは?と問われれば、わたしは真っ先に『ドクトル・ジバゴ』です。

『イングリッシュ・ペイシェント』も素晴らしい。
ロケを含めた演出の見事さ、ヒロインのクリスティン・スコット・トーマスの大人な理知的な魅力ももちろん、最も凄かったのは時に異常性も感じさせてくれ、常に切羽詰まった雰囲気を溢れさせるレイフ・ファインズの牽引力に他ならない。



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●末尾ルコ かつて語った「黒いオルフェ」マルセル・カミュ監督 [「言葉」による革命]

「黒いオルフェ」マルセル・カミュ監督

もともとオルフェの神話は、美しすぎ、そして恐ろしすぎる悪夢の様相を呈しているが、この作品はその悪夢性が色濃く出ている。解釈はやや合理的に過ぎるきらいがあるが。

タグ:映画 アート
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●「母連れ狼」末尾ル コ(アルベール)、うたちゃん(母)の日々~『素晴らしき世界』の役所広司にわたしは…そして長澤まさみ。 [「言葉」による革命]


わたしはアートでロックでハードボイルドでポップでジェントルな末尾ルコと名乗り、しかし地元ではふつうアルベールなのですが、「初恋のヒヨコ」でもあります。原則いつも母(うたちゃん)と行動を共にし、車いすを押しておるそのイメージから「母連れ狼」とも名乗ります。
そう、最高の介護を超えるべく。



西川美和監督の『素晴らしき世界』が素晴らしき映画だということは折に触れ語っていきますが、いやホント、1秒も退屈する時間のない充実した映画体験を味わえました。
西川美和演出、もちろんのこと、しかし役所広司という偉大な俳優の、ありとあらゆる映画出演経験がある現在日本では最高の映画俳優だからこその到達点であり、そして更にこの到達点を超えてもっと凄いものを見せていただきたい。
『素晴らしき世界』を観ていて、ストーリーが展開していくにつれ、役所広司演じる男に(ああ、このまま悪いことが起こらねばいいが)と切実に願うようになった。
こういう感覚って、(普通じゃない)と思う人もいるだろうが、映画鑑賞経験が豊富になればなるほどどうしても(この俳優がこの映画の中でどのように演じてるか)という視点が中心となってしまいます。
登場人物に感情移入すること滅多にないんですが、『素晴らしき世界』にはあった。
西川演出の力、それ以上に役所広司の力です。

他の出演俳優もそれぞれよかった。
この作品で助演女優賞を多く獲得した中野太賀はもちろん、橋爪功も六角精児も北村有起哉もよかった。
そして長澤まさみ。
今の日本で長澤まさみと言えば、「大スター女優の一人」と、まあちょっと「大」をつけるか否か数秒間迷ったけれど、人気、知名度、そして何よりも実力的にも「大スター」と呼べる数少ない女優です。
その長澤まさみが『素晴らしき世界』では脇を固める俳優として出演している。
出演シーンは多くないのに。
こういう出演の仕方って、凄くいいです。
俳優として、映画を愛する人間としてとても信頼できます。



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●末尾ルコ かつて語った「トリコロール 赤の愛」クシシュトフ・キェシロフスキ監督 [「言葉」による革命]

「トリコロール 赤の愛」クシシュトフ・キェシロフスキ監督

ストーリーはやや頭でっかちだが、映像に酔いしれる。光と影、射し込まれる濃厚なカラー。計算し尽くした色彩のリズムは唖然とするほど素晴らしい。新鮮なイレーヌ・ジャコブと威厳のあるジャン=ルイ・トランティニャンのコンビネーションも抜群。

タグ:映画 アート
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●「母連れ狼」末尾ル コ(アルベール)、うたちゃん(母)の日々~ぶっちゃけ、褒められて悦ぶ母を見るのは大きな幸福である。 [「言葉」による革命]

わたしはアートでロックでハードボイルドでポップでジェントルな末尾ルコと名乗り、しかし地元ではふつうアルベールなのですが、「初恋のヒヨコ」でもあります。原則いつも母(うたちゃん)と行動を共にし、車いすを押しておるそのイメージから「母連れ狼」とも名乗ります。
そう、最高の介護を超えるべく。



またしちゃいますよ、うたちゃん(母)自慢。

いずれも二月のある日、別々のある日ですけどね、午前中行きつけのスターバックス某店舗へと足を運んだ、いつものごとく。
うたちゃんの車椅子を押してテーブルへ荷物を置いていると、「お久しぶりです!」の声。
その方向を見ると、三人の女性。
独りは同店舗のスタッフ、あと二人は常連さん。
そのうちの一人が確かに「お久しぶり」だったけど、さらに彼女たちうたちゃんを見ながら、「わー、カワイイ!」「お洒落やねえ!」などと絶賛の嵐。
普通の情況であればその三人の中へぐうっと近づき、大評判のうたちゃんともども会話の花を咲かせるのだけれど、なにせコロナの時代、やや遠めの位置をキープしつつ、うたちゃん喜色満面で手を振っていた。
有難いことです。
さらにその数日後、イオン高知のモールを抜けながらスーパーへと向かっていたら、元気そうな老夫婦の奥さんの方が近寄ってきて、うたちゃんの特に髪の毛を見ながら、「紙、綺麗にしてえいねえ(いいねえ)」とお褒めの言葉を。
前にも書いたけど、こんな風に通りがかりの知らない人が褒めてくださること、ちょいちょいあります。
直接言葉をかけてくださる方が一人おれば、それよりずっと多くの「言葉はかけられないけど同じように思っている人たち」がいるのでしょう。
毎日わたしがコーディネートしているうたちゃんの髪の毛と服装…今後も精進を続けますよ。





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●末尾ルコ かつて語った「ひまわり」ヴィットリオ・デ・シーカ監督 [「言葉」による革命]

「ひまわり」ヴィットリオ・デ・シーカ監督

映画史上屈指の完璧なラブストーリー。超一流の男女優による主演、甘美で物哀しいヘンリー・マンシーニ音楽、インパクトのある映像とロケーションの数々。さらに助演で美しいリュドミラ・サヴェーリエワの魅力。どこをとっても見ごたえ十分。

タグ:アート 映画
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●「母連れ狼」末尾ル コ(アルベール)、うたちゃん(母)の日々~大人の恋…『最後の初恋』、そしてダイアン・レインのキャリア。。 [「言葉」による革命]

わたしはアートでロックでハードボイルドでポップでジェントルな末尾ルコと名乗り、しかし地元ではふつうアルベールなのですが、「初恋のヒヨコ」でもあります。原則いつも母(うたちゃん)と行動を共にし、車いすを押しておるそのイメージから「母連れ狼」とも名乗ります。
そう、最高の介護を超えるべく。



でも実際そうなんです。
フランス映画って、中年以降の俳優が主人公の場合がとても多い。
翻って日本、10代の男女を主人公として映画、やたら多いよね。
その中からクオリティ高い作品も生まれているけれど、もちろんその代表格が『殺さない彼と死なない彼女』ですが、正直(ああ、あれもこれもそれも10代が主人公…)つー気にもなる。
まあこの件に関しては根深い問題なので折に触れお話するとして、最近『最後の初恋』という大人の恋愛映画を観たんです。
主演はダイアン・レインとリチャード・ギア。

ダイアン・レインとリチャード・ギアと言えば、『運命の女』で夫婦役でしたね。
この映画でダイアン・レインが大復活…という言葉が相応しいかはさて置いて、アカデミー主演女優賞にもノミネートされた。
『運命の女』はなかなかに愉しめる背徳サスペンスでしたが、『最後の初恋』は大人同士のピュアな恋愛を描いていて、まあ何ということない内容だけど、少なくとも約90分間心地よく観ていられる。
こういう感じの「大人の恋愛映画」も悪くないなと思って。

ついでながらダイアン・レインのキャリアについて振り返ってみると、わたしが初めて観たのがもちろん『リトル・ロマンス』。
これはジョージ・ロイ・ヒル監督の名人芸が冴え渡る素晴らしい映画です。
フランスシス・フォード・コッポラ監督の『コットン・クラブ』も、いろいろ批判もあったけれど、わたし好きなんですよ、この作品も。
ついでながらコッポラ作品、ナスターシャ・キンスキーを主演に据えた『ワン・フロム・ザ・ハート』も大好きです。
でもヒットしなかったんだよねえ。

そして多くの映画ファンにとってとても大切な作品、ウォルター・ヒル監督の『ストリート・オブ・ファイヤー』もダイアン・レインがヒロイン。
主演がマイケル・パレっていうのが後々B級感を醸し出しているけれど、悪役が若きウィレム・デフォー。
これだけでも観る価値あるし、映画そのものも何度も観たくなる実におもしろい内容なんです。

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●末尾ルコ かつて語った「ルートヴィヒ 神々の黄昏」ルキノ・ヴィスコンティ監督 [「言葉」による革命]

「ルートヴィヒ 神々の黄昏」ルキノ・ヴィスコンティ監督

蓮實重彦が批判しても、いいものはいい。高貴なロミー・シュナイダー。美しく、弱く、そして醜いルートヴィヒになりきったヘルムート・バーガー。雪降る中、悲劇を予感させながらも天上的な美しさを見せる二人の逢瀬。


タグ:アート 映画
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●「母連れ狼」末尾ル コ(アルベール)、うたちゃん(母)の日々~初恋のヒヨコが愛するサイレント映画6本。 [「言葉」による革命]


わたしはアートでロックでハードボイルドでポップでジェントルな末尾ルコと名乗り、しかし地元ではふつうアルベールなのですが、「初恋のヒヨコ」でもあります。原則いつも母(うたちゃん)と行動を共にし、車いすを押しておるそのイメージから「母連れ狼」とも名乗ります。
そう、最高の介護を超えるべく。



とは言えわたしもそう多くのサイレント映画を観ているわけではない。
やはりなかなか観る機会ないんだよね。
子どもの頃チャップリンの映画、NHKで放送しているのを観て、もちろん感激したけれど、最近は観てないので挙げてないが、わたしが愛するサイレント映画は取り敢えず次の6本だ。

『裁かるるジャンヌ』(カール・Th・ドライヤー監督)
『散り行く花』(D・W・グリフィス監督)
『ナポレオン』(アベル・ガンス監督)
『ニーベルンゲン ジークフリート』(フリッツ・ラング監督)
『ニーベルンゲン クリームヒルトの復讐』(フリッツ・ラング監督)
『戦艦ポチョムキン』(セルゲイ・エイゼンシュテイン監督)
『イワン雷帝』(セルゲイ・エイゼンシュテイン監督)

この中で『裁かるるジャンヌ』だけは劇場鑑賞できた。
あ、もちろんリアルタイムじゃないですよ、ピヨピヨピヨ。
そりゃもう得難い体験です、アンナ・カリーナのように涙を流したくなった。
『裁かるるジャンヌ』のような伝説化された大傑作を劇場で鑑賞するって、ちと大袈裟な譬えをすると、実物のイエス・キリストを目の当たりにするようなインパクトで魂の中に入り語んで来る。

それとアベル・ガンスの『ナポレオン』なんですが、これはとてつもない超大作で、フランス革命からナポレオン台頭の時代を描いたものだけど、似てるんです、ナポレオンもそうだけど、ダントンやマラーなどフランス革命を指導した人たちの人物画に。
そして国民議会の情景の圧倒的リアリティとか、実際の場面を撮ったんじゃないかという凄まじさなんです。



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