●「母連れ狼」末尾ル コ(アルベール)、うたちゃん(母)の日々~ミニシアターの時代、そしてヴィスコンティ『山猫』のバート・ランカスター。 [「言葉」による革命]
わたしはアートでロックでハードボイルドでポップでジェントルな末尾ルコと名乗り、しかし地元ではふつうアルベールなのですが、「初恋のヒヨコ」でもあります。原則いつも母(うたちゃん)と行動を共にし、車いすを押しておるそのイメージから「母連れ狼」とも名乗ります。
そう、最高の介護を超えるべく。
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ある時代まで、「東京のミニシアターで大ヒットしているという情報が高知にまで聞こえてきて、(どんな映画なんだろう)と胸をワクワクさせているうちに高知でも劇場へかかったりと、そんなことも少なからずあった。
『ブリキの太鼓』『木靴の樹』『旅芸人の記録』『みつばちのささやき』『ベルリン 天使の詩』など。
それらに先んじて、「ルキノ・ヴィスコンティブーム」というのもあった。
日本でルキノ・ヴィスコンティがブームって、凄いよね。
でもそのおかげで高知でも、名画座とかではなく、普通のロードショー映画館でわたしは『家族の肖像』や『イノセント』を鑑賞することができた。
あれは土電ホールだったと思う。
そしてわたしは最近、ヴィスコンティの『山猫』と『ルードウィヒ』を久々に観たのだが、もう凄い、(映画ファンでよかった)という至福の時間。
「至福」なんて言葉も軽々に使われ過ぎているけれど、こんな時こそ使うべきだ、そうヴィスコンティ作品を鑑賞する時間、『山猫』や『ルードウィヒ』を鑑賞する時間。
『山猫』はシチリア島のイタリア貴族の話。
もうイタリア統一戦争の時代で貴族は没落していく。
そんな時代の中、バート・ランカスター演じるファブリッツィオは没落を知りながら威厳に満ち、端正な貴族的生活を営み続けている。
『山猫』にはアラン・ドロンやクラウディア・カルディナーレも出演しているが、バート・ランカスターの威厳、美しき佇まいが圧倒的だ。
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