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●山田姉妹へのメッセージ「ある1月の逗子の海岸」 [「言葉」による革命]

●山田姉妹へのメッセージ「ある1月の逗子の海岸」

末尾ルコ「音楽の話題で、知性と感性を鍛えるレッスン」

(1月20日、山田姉妹がご出演の『新BS日本の歌』が放送されました)

お二人が別々にご歌唱になる企画なのですね。
お二人のソロは、ライブで鑑賞させていただき、その感動感激は生涯忘れられないと思います。
ただ今回はひょっとして、福田こうへいさん、三山ひろしさんとお二人が別々にご共演なのでしょうか。
演歌歌手の方とのご共演は珍しいので、もちろんワクワクソワソワ(笑)が止まりません。
あ~、まだ16時間くらいある(笑)。
早く放送時間が来ないかなっと。

それはさておき、動画を拝見して、ついできてしまった詩を、タイトルと改行を含めて今一度。

「ある1月の逗子の海岸」

まるで幻燈のような、
そしてわたしはまるでリュミエール兄弟の映画を初めて観た人になったような・・・
橙色の空が濃紺に変わる、
その間に人々の影が、通る、過ぎる、語らう、佇んで逗子の海を見つめる、
美しい漆黒が海岸に降りてくる前に、
暖かな、抱きしめるような、
あまりに豊かな漆黒が。
    
         By末尾ルコ

お二人のご存在は、「詩そのもの」なのです。

          RUKO

●「言葉を語れ 美のように 戦士のように」

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極限の愛、日常の愛、その言葉 2019年1月31日 [愛の景色]

見た印象はそうでもないが
異常な愛である、
この愛は

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●高知県を牛耳る(笑)『高知新聞』の昨今の部数やシェア、そして〈「声ひろば」投稿講座〉なる珍奇な「講座」について。 [「言葉」による革命]

●高知県を牛耳る(笑)『高知新聞』の昨今の部数やシェア、そして〈「声ひろば」投稿講座〉なる珍奇な「講座」について。

末尾ルコ「社会観察で、知性と感性を磨くレッスン」

『高知新聞』は言うまでもなく高知県地元のローカル紙で、県内のシェアは圧倒的である・・・とされているが、さて現在はどのくらいのものなのかと「高知新聞営業局」の「新聞広告ガイド」のサイトをを調べてみた。
 ↓
https://www.kochinews.co.jp/ad/market_top.htm

底に掲載されているデータを引用させていただくと、

■高知新聞の発行部数 2017年6月現在

高知新聞朝刊 173,872部
高知新聞夕刊 110,539部
朝夕刊セット率(高知県内) 63.57%
朝夕刊セット率(高知市内) 99.08%

■高知新聞の占有率(シェア) 2017年6月現在

高知新聞 173,872部 86.89%
A紙 6,556部 3.28%
B紙 8,833部 4.41%
C紙 1,056部 0.53%
D紙 7,380部 3.69%
E紙 2,404部 1.20%
県内他紙計 26,229部 13.11%
県内総部数 200,101部 100.00%

(「高知新聞営業局」の「新聞広告ガイド」より)

はい。
シェア86.89%なのですね、いまだに。

今回は「過去のデータ」を探してないので比較はできないが、人口減+新聞(紙媒体)離れで部数が減っていることは間違いないだろうが、だからと言って、「高知新聞から全国紙へ」という流れが起きるわけもなく、つまり「高知県では昔から全国紙はほとんど読まれてない」と言えるわけだ。
ちなみに『高知新聞』にも全国ニュースや海外のニュースは掲載されているが、それらはいわゆる「左」の『東京新聞』と同様のもので、高知新聞社の記者たちが取材し、書いているのは原則県内関連の記事だけである。

この『高知新聞』に関しては昔からいろいろ言いたいことはあるのだが、もちろん「何もかも悪い」と主張しているのではありません。
しかし新聞の影響力が大きかった時代に『高知新聞』が高知県民に与えてきた影響はもちろん絶大で、そうした歴史についても適宜検証していきたいと思っている。

などという話題を今回始めたのは、『高知新聞』紙上で、

〈「声ひろば」投稿講座〉

なる講座の募集を行ってる広告を見かけたことがきっかけだ。

「声ひろば」というのは要するに『高知新聞』の読者投稿ページなのだが、その「投稿講座」を『高知新聞』がやるというのは、ちと不思議だ。
と言いますか、その意図は明らかで、退潮を続ける『高知新聞』のバリューをなるべく保ちたいこと、そして「声ひろば」欄に掲載されることが、「いかにも何らかの価値があるように見せかけたい」ということなどが絡み合っているのだろう。

地方新聞の投書欄に掲載されることに、「まったく価値がない」とまでは言わないけれど、しかし「講座」を受けてまで・・・というのは違うと思いますな。
そして当然ながら、「受講者」が優先的に掲載されるという事態も予想されるし、そうなると投稿の公平性は大きく失われる。
もちろん最初から公平性など存在しないのかもしれないが。

まあですね、新聞の投書欄への投稿をたのしみにしている人たちも、ご高齢の方々中心に少なからずいらっしゃるわけで、妙な形に変質させるのはいかがなものかと思うわけです。


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●山田姉妹へのメッセージ「映像」 [「言葉」による革命]

●山田姉妹へのメッセージ「映像」

末尾ルコ「音楽の話題で、知性と感性を鍛えるレッスン」

(1月19日、山田姉妹はツイッターに、逗子海岸の動画をアップしておられました。)

まるで幻燈のような、そしてわたしはまるでリュミエール兄弟の映画を初めて観た人になったような・・・橙色の空が濃紺に変わる、その間に人々の影が、通る、過ぎる、語らう、佇んで逗子の海を見つめる、美しい漆黒が海岸に降りてくる前に、暖かな、抱きしめるような、あまりに豊かな漆黒が。RUKO

お二人には映像作家のセンスもおありではないかと。絶対におありです!26秒の間の数々の物語。カメラを固定してお撮りになったにしても、場所や時刻のご選択など、それはもう芸術的センスの賜物です。特に人々のシルエットの美しさ!あ、もちろん明日はずっと前から予約しておりまする♪RUKO



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極限の愛、日常の愛、その言葉 2019年1月30日 [愛の景色]

あなたとどのくらい接近し
どのくらいの壁と
溝を設けるのか
あるいはあなたと
触れ合っていいのか


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●「大坂なおみに国民栄誉賞は必要ない」の意味は?~「本当の愛国者」と「自称愛国者」のちがいは? [「言葉」による革命]

●「大坂なおみに国民栄誉賞は必要ない」の意味は?~「本当の愛国者」と「自称愛国者」のちがいは?

末尾ルコ「テニスと社会観察で、知性と感性を磨くレッスン」

「大坂なおみに国民栄誉賞を!」なんていう「意見」も少なからず見受けられるが、わたしは反対である。
もちろん、「大坂なおみなんか日本人じゃないから、国民栄誉賞なんてとんでもない!」なんて言ってる自称愛国者の方々とはまったく異なる意味で反対なのですよ。

ここで一応「愛国者」について簡単にわたしの考えを述べておきますと、日本人の場合だと、

「日本を愛し、日本のためになる言動を基本とする」

と、簡単に過ぎますが、本当に基本はこうだと思いますよ。

それと、「排外主義」は本来、「愛国者」のやるべきことではないですね。
自称愛国者の多くは結果的に「日本のためにならない言動」をしています。
わたしはもちろん、「本当の意味での愛国者」だと自負しておりますが、ま、これも「自称」ではありますけれど、「自称愛国者」とはまったく異なる文脈においてです。

わたしが国民栄誉賞を大坂なおみに授与すべきでないというのは、これまた簡単に書きますと、

「国民栄誉賞にはまるで価値がない」

と考えているからです。

「まるで」という表現はやや極端ですが、敢えて使いました。
もちろん同賞受賞者の中には尊敬している人たちも少なからずいるけれど、それはまた別のお話。
「国民栄誉賞授与」が時々の政権の人気取りに使われていて、既にもそれはバレバレなので、人気取りにさえなってないとも見られているし、まだ(国民栄誉賞は日本人としてお大きな名誉だ!)と信じている人もいる。
わたしは既に書いているように、「価値がない」と考えていますが、なにせ授与理由が意味不明で、(この人が授与されて、なぜあの人はされてない)と言い出したらキリがないくらいだし、特にスポーツ選手への授与は、競技人口や国際的バリューなどをまったく天秤にかけることなく、(何となくその時期にメディアで取り上げられているから、やっとけ!)と、そんな適当さが感じられるのです。
まあ例えば、わたしはそれぞれのスポーツにケチをつけるつもりはないのですが、やはり世界的に競技人口の多いスポーツで成し遂げた快挙と、わずかの競技人口のスポーツで成し遂げた快挙とは大きな「違い」があると考えます。
その観点だけからしても、「国民栄誉賞受賞者の一人」とするには、大坂なおみの国際的バリューはあまりに桁外れで、他の競技とのつり合いが取れないのです。
もし政府が大坂なおみに何らかの賞を授与したいのであれば、国民栄誉賞とは別の「特別な新賞」を設けるべきですね。
まあ大坂なおみにはそれも必要ないというのがわたしの考えではありますが。

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●山田姉妹へのメッセージ「音楽と日本語」 [「言葉」による革命]

●山田姉妹へのメッセージ「音楽と日本語」

末尾ルコ「音楽の話題で、知性と感性を鍛えるレッスン」

(1月19日、山田姉妹の知人の方のお子様がお二人の歌を聴いている動画をアップしておられました)


日本語は現在、危機に陥っています。
だからこそ、お二人のご活動はとても重要ですし、これからさらに輝きを増していくのです。

現状の日本語は、メディアや多くのネット用語の影響により、加速度的に空虚化、無意味化をしつつあります。
本来素晴らしいボキャブラリーや用法を持っていたはずの日本語が、これでは可哀そうです。
だからこそ、だからこそ、お二人の芸術活動が今後さらに重要となっていきます。

お二人の天上的ご歌唱を押さない時分に聴かさてもらえたお子様はどれだけ幸せでしょう、どれだけ感性を開拓されるでしょう・・・それは計り知れないほどだと思います。

素晴らしい動画、有難うございました。

そして今まさに多くのご家庭でこのような光景が行われているはず。
いろいろご苦労もおありでしょうが、お二人の歩んでいる道こにこそ光が満ちているのです!

毎日寒いですね。
ご体調、くれぐれもお気をつけくださいませね。RUKO

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極限の愛、日常の愛、その言葉 2019年1月29日 [愛の景色]

さて、わたしは
あなたの笑顔を望む
どのように
どのようにして

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●山田姉妹へのメッセージ「万華鏡」 [「言葉」による革命]

●山田姉妹へのメッセージ「万華鏡」

末尾ルコ「音楽の話題で、知性と感性を鍛えるレッスン」

(1月19日、山田姉妹の知人の方のお子様がお二人の歌を聴いている動画をアップしておられました)

素晴らしいですね。そして、お二人のファンの皆様のご家庭では間違いなくこうした光景が毎日のように起こっていると思いますよ。子どもの頃から、最高の歌声、最高の言葉(歌詞)に親しむことの価値は、どんな宝石にも代えられません。お二人のご活動は、いずれ万華鏡のように広がっていきます。RUKO



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●『家族』の倍賞千恵子の「美」は、人生経験を積まねば本当に理解できないのだろか~『男と女』の3作目は、80歳を超えたアヌーク・エーメとジャン-ルイ・トランティニャン。 [「言葉」による革命]

●『家族』の倍賞千恵子の「美」は、人生経験を積まねば本当に理解できないのだろか~『男と女』の3作目は、80歳を超えたアヌーク・エーメとジャン-ルイ・トランティニャン。

末尾ルコ「映画の話題で、知性と感性を磨くレッスン」

倍賞千恵子については、ずっと「地味な実直な女優」と思い込んでいた。
なぜか?
やはり、「さくら」のイメージだ。
しかし不思議なことではある。
わたしが『男はつらいよ』シリーズをしっかり観始めたのはほんの最近のことだ。
なのに少なくとも高校時代には、「倍賞千恵子=さくら」というイメージは摺りこまれていた。
まさに人口に膾炙した「国民的映画シリーズ」と言えるだろう。
「国民的」という言葉も軽々に使われ過ぎて警戒しなければならないが、『男はつらいよ』クラスであれば、この言葉も違和感がない。

例えば最近鑑賞した山田洋次監督の『家族』にしても、わたしが高校時代であれば、このタイトル、このストーリー、なかなか鑑賞する気にはならなかったに違いない。
日本映画も観ていたけれど、山田洋次作品が鑑賞予定の候補に挙がることはなかった。
『太陽を盗んだ男』とか『セーラー服と機関銃』とか、松田聖子の『野菊の墓』とかは観ていたけどね。
山田洋次に関しては、わたしだけでなく、周囲の映画ファンの話題にも上って来なかった。
鈴木清純の話はよく出ていたけれどね。
何という視野の狭さ。
そして痛感するのは、

「人生経験を重ねたからこそ、見えてくることがある」
「人生経験を重ねなければ、見えないことがある」

という当然の真実。
だから今20~30代の人たちがいかにも(おれたちゃ、何でも分かってるよ)という言動をする時、(いや、ぜんぜんそうじゃないよ)と自信を持って言えるのだ。
もちろん、「若さ」への敬意も持っているけれど。

『家族』の倍賞千恵子の何と隙なく美しいことか。
いわば実に所帯じみた女の役。
ところが今、わたしが『家族』の倍賞千恵子を観て感じるのは、日本映画史上屈指の美しい女優の姿。
山田洋次の作る緻密な映像と、充実した共演者たちの中で、しかし倍賞千恵子の引き締まった美しい顔は常に浮き立つように画面に存在する。
まさに「民子3部作」、まさに「民子=倍賞千恵子」だ。
「役」と「俳優」が「=(イコール)」で繋がれる、最も幸福な出会い。

前にも書いたが、倍賞千恵子は、「ヨーロッパ映画史上最高の女優」と多くが認めるロミー・シュナイダーと顔立ちが似ている。
そして、「ヨーロッパ史上の女優」というテーマとなると当然出てくる一人が、アヌーク・エーメだが、何と

『男と女』の続編が、

フランスでは今年公開されるのだという。

いまだ全世界に新たなファンを生み出し続けている『男と女』は今回で3作目となるが、監督はもちろんクロード・ルルーシュだし、何と主演は、アヌーク・エーメ、ジャン-ルイ・トランティニャンと1作目から同じ二人。
二人とも80歳を超えているが、ヨーロッパ史上屈指の大スター、大俳優・・・。
これに興味を持たずにおられようか!

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