まだ見ぬ友と、すでに出会った友へ 3 [まだ見ぬ友と、すでに出会った友へ]
友よ。
今君は巨大な山の頂に一人でいるのだろう。
その山の頂はかつて晴天の下に会ったことはなく、これから先に太陽が見える日は来ないかもしれない。
しかし友よ。
だからそこに立っているのだろう。
そんな危険な山の頂きに。
降り注ぎ続ける幾約万の矢を受ける危険にさえ直面しながらも。
今君は巨大な山の頂に一人でいるのだろう。
その山の頂はかつて晴天の下に会ったことはなく、これから先に太陽が見える日は来ないかもしれない。
しかし友よ。
だからそこに立っているのだろう。
そんな危険な山の頂きに。
降り注ぎ続ける幾約万の矢を受ける危険にさえ直面しながらも。
まだ見ぬ友と、すでに出会った友へ 2 [まだ見ぬ友と、すでに出会った友へ]
友よ。
君は今一人で空を見ているのだろうか。
あるいは海であるか空であるかそれとも水平線であるか判別しがたいほど真っ黒な空間の中から聞こえてくる得体のしれない唸りの鳴動を身体のすべてで聴いているのだろうか。
友よ。
君は孤独の素晴らしさを知っている。
君は今一人で空を見ているのだろうか。
あるいは海であるか空であるかそれとも水平線であるか判別しがたいほど真っ黒な空間の中から聞こえてくる得体のしれない唸りの鳴動を身体のすべてで聴いているのだろうか。
友よ。
君は孤独の素晴らしさを知っている。