*｢ひらいて｣の山田杏奈&芋生悠。

歪んだ人間性を創造することに長けている綿矢りさだが、｢ひらいて｣の主人公もものの見事に歪みきっていて、その役を｢ゴールデンカムイ｣のアシㇼパ役も好評の山田杏奈が演じてバッチリである。
｢ひらいて｣の中で山田杏奈の恋のライバルがあの芋生悠。この極めて優秀な若手女優二人によるエロティックなシーンも豊かな｢ひらいて｣を観逃すわけにはいかない。

*正月の紅白蒲鉾。

ゴボウの千切りはよく噛まないと呑み込めない。しかも小鉢に山盛りの量だ。ぼくは咀嚼や嚥下に問題はないけれど、よくよく噛まないと呑み込めないって、それが入院患者に出す病院食かという話。
よく噛まないといけないといえば、正月に出た太めの紅白蒲鉾もそう。あれももぐもぐ何度も何度も噛まなきゃ呑み込めない。しかも蒲鉾だけ食べても美味しくない。

*いいねえ、鈴木亮平。

鈴木亮平は有名になる前からいい感じの俳優だなと好感を持っていたのだが、彼がスターになってからもその感情は高まるばかりで、それはもちろん｢好感度タレント｣的腑抜けた概念の世界ではない点注意していただきたいのだけれど、いや｢エゴイスト｣も実によかったなあ。　

*だからダメ、ゴボウ千切り山盛り。

かえすがえすもゴボウの千切り煮付けが小鉢に山盛り。そもそも一度の食事でそれだけ多くのゴボウを食べた経験は入院前のぼくにはなかった。美味しく味付けられたきんぴらごぼうならいただきますよ。しかし山盛りではないだろう。そしてゴボウの千切りは呑み込むまでよく噛まなきゃならない。時間がかかるんです。病院スタッフ、すぐにお膳を回収しようと来るのにね。

*｢濱マイク｣の中の、テレビ的山口智子。

映画「私立探偵 濱マイク」シリーズ3作目は｢罠 THE TRAP｣。
それにしても永瀬正敏ほどオープンカーが似合う男はそうそういないな。　
｢罠 THE TRAP｣には夏川結衣と山口智子が出ている。その後メジャーになる二人だが、この作品で山口智子はサイコな女を演じていて、いつしかテレビドラマべったりになった彼女にもこんな時代が一瞬あったのだなあと。

*食事の色味。

A病院と医療センターの食事の差というのは｢見た目｣にも反映されていて、A病院だとゴボウ千切りは基本ゴボウの色だけ、小松菜のおひたしなら基本その色だけ。医療センターだと人参の千切りを少し入れたりす巻きを少し入れたりと、色味も考えているのがよくわかるんです。

*｢濱マイク｣の中の岡田英次。

映画「私立探偵 濱マイク」シリーズ2作目は｢遥かな時代の階段を｣。
この作品には何と言っても岡田英次が出演している。｢また逢う日まで｣の｢砂の女｣の、そしてあの｢二十四時間の情事｣の岡田英次が永瀬正敏と対峙する時間はまさに映画ファンの至福である。

*ゴボウの山は歓迎できない。

ゴボウ千切りの煮付けがお好きな人にとってはその小鉢、まさにパラダイスだろう。薄味に煮込まれたゴボウ千切りが山盛り。ゴボウ以外にはほんの少しの鶏肉だけ。だから全体に土のような色。なにせとにかくゴボウゴボウゴボウ。いや何度となく供されたA病院の食事一品なんですが、少なくともぼくは嫌で嫌でたまらなかった。

*｢濱マイク｣、永瀬正敏の映画美。

映画「私立探偵 濱マイク」シリーズ1作目は｢我が人生最悪の時｣。モノクロ映画として撮られている。林海象監督の演出はテンポよく映像も美しく、何よりも黒髪をきっちり撫でつけ黒サングラスの永瀬正敏はあまりに映画的でカッコよく美しい。

*3月22日自動車運転。

3月22日に退院後初めて自動車運転してみました。右足(脚)に麻痺症状が出てたのでかなり不安でしたが、問題なく運転できた。右足(脚)の麻痺症状、力の足りなさはまだ残ってるんだけど、家で筋トレかなりやってるしイオンなどでかなり歩いてる。だから骨折直前よりも力はついてる感はある。とはいえ3か月以上のフランク。安全運転安全運転で慎重にいきます。