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*「パリの灯しは遠く」の悪魔的魅惑。 [末尾ルコ(アルベール)より]

「パリの灯は遠く」。
第二次世界大戦中のナチス占領下の
パリ、アラン・ドロン演じるロベール・クラインというあこぎな美術商はあこぎに儲けた金で悠々自適の生活を送っている。ところがある日彼のもとに身に覚えのない「ユダヤ通信」なる印刷物が届けられる。どうやらパリに同じ「ロベール・クライン」という名のユダヤ人がいるようだ。
「パリの灯は遠く」は歴史の恥部を扱う問題作の様相を呈しながら、ヴィスコンティ的、ブニュエル的、あるいはガルシア・マルケス的耽美、デカダン、魔術的魅惑の世界に誘ってくれる。

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