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●末尾ルコ かつて語った「ジェネラル・ルージュの凱旋」中村義洋監督 [「言葉」による革命]

「ジェネラル・ルージュの凱旋」中村義洋監督

 緩さは相変わらず。堺雅人の芝居は見ものだし、竹内・阿部コンビにも魅力はあるだけに、もっと締めるところでは締める内容の方が。(監督は1作目と同じです)



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●「母連れ狼」末尾ルコ(アルベール)、うたちゃん(母)の日々~『ルートヴィヒ』、「美」の極北の一つとしてのロミー・シュナイダーとヘルムート・バーガー。 [「言葉」による革命]


わたしはアートでロックでハードボイルドでポップでジェントルな末尾ルコと名乗り、しかし地元ではふつうアルベールなのですが、「初恋のヒヨコ」でもあります。原則いつも母(うたちゃん)と行動を共にし、車いすを押しておるそのイメージから「母連れ狼」とも名乗ります。
そう、最高の介護を超えるべく。



中野翠はルキノ・ヴィスコンティの『家族の肖像』を観た時に、(なんでヘルムート・バーガーにジーンズを履くような役を与えたのか)と少々がっかりしたと言うけれど、確かに『ルートヴィヒ』を観た時に、貴族の服装あるいは軍服を着用したヘルムート・バーガーの美しさたるや比類のないもので、特に今回『ルートヴィヒ』を久々に観て驚いたのがその背筋の線の美しさ。
これはちょっと他にこんな背筋の線、見たことないです。
近年マッスルボディに走るハリウッド俳優には望むべくもないスムースな背筋の美しさだ。

さらにヘルムート・バーガーの演技。
これはもう「演技」という概念を超えている。
まさに「ルートヴィヒそのもの」。
いやもちろん本物のルートヴィヒの一挙一動を見ることは叶わないから(これがルートヴィヒだ!)とは誰にも言えないけれど、それでも演技を超えてルートヴィヒが憑依しているように感じられる凄さだ。

そしてまあエリザベート皇后を演じるロミー・シュナイダーの美と品格と奥深さ。
ロミー・シュナイダーが登場するシーンはすべて最高レベルの名シーンと言っていいけれど、今回の鑑賞でシビれ切ったのが、エリザベートがルートヴィヒが建てた城の数々をめぐるシーン。
黒のドレスでロミー・シュナイダーが歩く。
それは(美しい!)を超えた戦慄的な美の世界が現前する時間に他ならなかった。



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