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*岩松了監督「たみおのしあわせ」観どころは。 [末尾ルコ(アルベール)より]

劇作家、演出家として名を馳せる岩松了は俳優として映画へもよく主演していて、その代表作となると主演で作品的にも高い評価を受けた「ペコロスの母に会いに行く」で間違いないが、ぼくが一番好きなのは「愛のむきだし」の「ぶっかけ社」社長の役。あのギラギラと嬉しそうな表情はとても忘れられない。
そんな岩松了が監督した映画が「たみおのしあわせ」。この映画、クライマックスで米国のあまりに有名なシーンをそのままパロディにしているのだが、ちょっと意図はわかりかねますなあ。でもたのしめる。なにせこのキャストだもの。オダギリジョー、麻生久美子、原田芳雄、大竹しのぶ、小林薫、忌野清志郎、石田えり、光石研、江口のりこ。
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*美ヒヨコの浜辺美波論。 [末尾ルコ(アルベール)より]

浜辺美波については、「約束のネバーランド」くらいからよくなったと思います。「約束のネバーランド」で浜辺美波は「リーダーとして皆を率いる女」を十分な説得力を持って演じている。
「やがて海へと届く」は岸井ゆきのが牽引する「大人の映画」だが、その中で浜辺美波の存在はまだやや軽かった。しかし「シン・仮面ライダー」は、作品はいいとは言い難いけれど、高飛車な表情を崩さない浜辺美波は実に魅力的である。
そして「ゴジラ-1.0」のヒロインとなり、作品が米国でもヒット、アカデミー賞獲得にまで至ったことにより、浜辺美波は特別な高みへと登ったのである。

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