これをシンクロニシティと言うほどわたしはずうずうしくないが、
「トンスラ」の柏葉ミカの愛用していたチチヤスのヨーグルト、
「トンスラ」が始まる前からわたしもよく食べている。
だって3個入りが100円前後のヨーグルトがあるんだもの。
それでいてあまり甘くない。
なかなかにコストパフォーマンスのよいヨーグルトなのだ。
それでも日本で初めてヨーグルトを発売した企業だとは知らなかった。
広島県の企業チチヤス・・なかなかやるじゃないか。

チチヤスをはじめ、細部がたのしい「トンスラ」だが、
演出家によって様相が変わる。
エネルギーを一気に放出したようなすさまじい初回は、
脚本が都築浩と三木聡、そして演出が三木聡だった。
そしてヤブは「団地妻物」が大好きだった。
ヤブはモニカ・ビッティを知っているのかな?

「官僚たちの夏」第2話を観た。
フラットな演出、中途半端な蘊蓄。
それよりも一流の映画俳優たちの中に船越英一郎がいるとひと際不可思議な雰囲気を醸し出す。
一級のシェフの作った料理の中にたこ焼きが迷い込んできたような。
迷い込んだタコ焼きか・・我ながらいいフレーズだ。
「官僚たちの夏」で船越栄一郎を見たら、ぜひタコ焼きを思い出してほしい。
これは馬鹿にしているのではありません。もちろんタコ焼にはタコ焼のよさがあるけれど、タコ焼きにはタコ焼きの居場所もある。