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フランク・ミアはブロック・レスナーに恐怖したか? [エッセー・闘う敗北者たち]

フランク・ミアはどんなプランを描いていたか?
ノゲイラを倒した打撃もレスナー相手に使用するのは危険だと思っていただろう。
勝機は一度しかなかったように見えた。
UFC100のメインイベント。
両者もつれてグラウンドとなり、体勢が固定する前に、ミアは足関節を狙った。
しかし初めての対戦で足関節をとられているレスナーがそれを予測していないわけもない。

関節技は防御法を知らない相手に対してはおもしろいようにかかる。
文字通り赤子の手をひねるようなものだ。
けれどひとたび関節の防御法を知ってしまった相手には、滅多にかからない。

しかしそれ以上に、グラウンドで上のポジションをキープする方法を会得したレスナーに、ミアはなすすべもなかった。

(もうこれからは勝てない)
ミアは恐怖し、そう感じたのではないか。

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