わたしはフジテレビの軽部慎一アナには一定の評価を置いている。
アイドルを扱うことも多いが、映画や音楽について分かった上でのことなので許容できるわけだ。(どう考えても映画や音楽を知らずに「芸能ニュース」を担当している連中もいる)
また、淀川長治さんを尊敬しているとも聞いたことがある。
わたしには淀川長治氏をリスペクトしている人たちは嫌いになれないという性分があるのだ。
けれど軽部アナの言動で気に入らないのが、すぐ「誰それは≪めざましファミリー≫ですからね」などと言いたがるところだ。
「ファミリー」的なもの・・自然発生的にできて、その中で適度な信頼感と適度な距離がある場合は悪くないだろう。
しかし何かというと、「ファミリー」とかいう括りを作るという態度には非常に抵抗がある。
日本人は特に何らかの「グループ」に属していないと不安になる傾向があるとされるが、「ファミリー」だの「軍団」だのを作って「他者」と区別をつけ、自分らのエリアの中でぬるま湯につかっている態度は美しくない。