実に丁寧に作られた「文芸」の香り高い作品で、メリル・ストリープ、ニコール・キッドマン、ジュリアン・ムーアと、当代の頂点と言える女優のあり得ない競演も存分に楽しめるが、どうもまとまりすぎる展開は今ひとつ魂に響き切らないという面がある。

7点