吉高由里子は着物が似合う。
和装する容姿としては、ほとんど完璧と言ってもいい。
まず顔立ちがあくまで和風の美しさだ。
彫りが深すぎることなく、鼻が高すぎることなく、けれど実は和風でありながらもヨーロッパの香りが多少する現代性も兼ね備えている。
そして体型。
背が高すぎず、肩幅が狭い。
これは着物を着る上で、もっとも大切な要素と言っても過言ではない。
日本に来た欧米人が着物を着せられて、「まあ似合ってるわね~」などとおだてられるシーンはよく見かけるが、
その実まったく似合ってないのは「背か高く、肩幅が広い」という条件を満たしているからだ。
その意味ではバラエティなどでよく見かけるモデルタレントには着物は似合わない場合が多い。
また、若手女優たちを眺めてみても、さっそく長澤まさみには着物はあまり似合わない。
少なくても粋には着こなせない。
この「粋」に着こなすという点で、若手女優の中で吉高由里子の右に出そうな人間は思い浮かばない。

ところで驚愕の映画ニュースを目にした。
なんとあの「死刑台のエレベーター」。
ルイ・マルの大傑作「死刑台のエレベーター」を日本でリメイクするというのだ。
しかもその出演者の一人が北川景子である。
もちろん北川景子出演映画はすべて応援するスタンスだが、それにしても「死刑台のエレベーター」だ。
多くの映画ファンが思うだろう、「神をも恐れぬ所業」だと。
しかし注目はせざるをえない。
この映画に関してはどんどん言及していく