自分には名目上の「夫」がいるし、瑛次が若い女と、良子と出会う前から付き合っていることも知っている。
良子は瑛次と付き合っている女に興味はない。
瑛次は自分の方をより求めている・・その確信はある。
しかしそれは「今」の話だ。
1年後、2年後、3年後はどうなるか分からない。
そもそも自分は瑛次とこれから「どうなりたい」のかさえも深く考えたことがない。
ただ、「瑛次も年を取る」という可能性を目の当たりにしたとき、「あ、悪くないかも」という意外な意識とともに、「わたしと瑛次はどうなるだろう」という疑念が始めて湧きあがった。

※この作品の中には現実のアンチエイジング方法や健康法などが出てきますが、その作品中で言及される効果などに関してはあくまで小説上のできごと、つまりフィクションであるとお考えください。
実際の効果には、個人差などがあるものだと思われます。