バラエティ番組では映画俳優が登場しても「盛り上げるため」などということで映画の話などほとんどしないことも少なくない。
これを「当然」と見るか「怠慢」と見るかは、もちろんその「場」によって違うので一概に言えない。
しかし多くは「怠慢」か「無知」から来るものだろうと思う。
「映画」の話で盛り上げる自信がないから、敢えて触れようとしない。
そんなケースが多いのではないか。
しかしさすがに「アナザースカイ」出演の菊地凛子に対し、今田耕司は映画の話をせずにはおれない。
そして当然ながら、と言うか、予想をさらに超えて菊地凛子の話はおもしろいのである。

影響を受けた女優としてジーナ・ローランズの名を挙げる。
ジーナ・ローランズである。
民放のどのような番組であろうと、なかなか聞けるものではない。
ジョン・カサべテスの妻。伝説的傑作「グロリア」。