「ちょっと、かんべんしてよ、あいうえお体操はどうなったの?」
「アンチエイジングより大切なことがある。それが人間同士の触れ合いだ」
軽快に拒む瑛次をよそに、良子はシーツを取り去った。
「ああっと!」
「あ~!」
「いや・・あ~って・・」
「けっこうスゴイね、君は」
「何がだよ」
「新記録じゃない?これは」
「何の~?」
「いや、すごいはこれは。へえ~、瑛次の新しい力を発見したよ」
「新しい力って・・」
「スゴイじゃないこれは。ひょっとして今まで損してたのかなあ・・」
「いつも苛めたらいいのかな?」

※この作品の中には現実のアンチエイジング方法や健康法などが出てきますが、その作品中で言及される効果などに関してはあくまで小説上のできごと、つまりフィクションであるとお考えください。
実際の効果には、個人差などがあるものだと思われます。