「え、全部好きだよ」
「そんなヌルイこと言ってちゃダメだよ。あるでしょ、特に〈好きなとこ〉」
「ああ・・そう言えば、あるかもねえ・・」
「じゃあ、分かりやすいようにしようか」
「え、何それ」
「良子は今から瑛次の前に横たわります」
「え~~~!?」
「横たわって、無生物になります」
「え~~~!?」
「じゃ、よく見るのだぞ」
そう言って良子は羽織っていた白いシーツを側へ置き、全裸で瑛次の前に横たわろうとした。
しかしもちろんベッドの横幅は良子の身長よりも遥かに短い。

※この作品の中には現実のアンチエイジング方法や健康法などが出てきますが、その作品中で言及される効果などに関してはあくまで小説上のできごと、つまりフィクションであるとお考えください。
実際の効果には、個人差などがあるものだと思われます。