「あの、なんかわたし・・。でも・・。んんん・・、やっぱり止めようかな」
「・・・」
ここで「じゃ、止めてくれ」と言うことができればよいのだが、さすがにそれはできない。
「でも・・、やっぱり人生一度きりですよね」
「・・・」
「瑛次さんも思いません?人生一度きりだって」
「え・・、うん、そうだね」
遠くで救急車の走る音が聞こえる。
瑛次の脳裏を赤いランプが行き来する。
「人生一度きりだから、自分の思いはちゃん伝えないとって思うんです。人生、一度きりですもんね」

※この作品の中には現実のアンチエイジング方法や健康法などが出てきますが、その作品中で言及される効果などに関してはあくまで小説上のできごと、つまりフィクションであるとお考えください。
実際の効果には、個人差などがあるものだと思われます。