(5人が未来軒へ入って来たとき・・ラーメンはまだ来てなかった)
まず瑛次はそれを思い出した。
(そうだ、5人が入って来る前に他にも嫌な奴らがいた。あいつらなどうなっただろう。5人があまりに強烈なので、おれはあの連中のことをすっかり忘れていた。けれどそれと5人とどういう関係がある?別にないんじゃないか。じゃあ何だ?5人が入って来た時おれは何をした?5人が入って来たとき・・、ああ今夜は運が悪いな、と思った。けれど何もしていない。心で思っただけだ。それが「何かした」ことになるというのか?しかしこいつらが来たときにしたことなんて・・何も覚えてない。それともおれが「嫌だな」と思ったことがこいつらに分かったというのか・・?)
気がつくと細身で小柄な男が瑛次のすぐ前にいた。
「えいじお前さ、おれたちが入ったとき、<うざい、来るな>と思っただろ」

※この作品の中には現実のアンチエイジング方法や健康法などが出てきますが、その作品中で言及される効果などに関してはあくまで小説上のできごと、つまりフィクションであるとお考えください。
実際の効果には、個人差などがあるものだと思われます。