「クララ・シューマン 愛の協奏曲」ヘルマ・サンダース=ブラームス監督

監督がブラームスの末裔だというのだが、そのせいか(笑)ヨハネス・ブラームス役のマリック・ジディがカッコいい。それに引き換え(?)、ロベルト・シューマン役のパスカル・グレゴリーが「怪人」風だ。もちろんその「怪人」風の容貌が作品をおもしろくしているのは間違いない。全体に目新しさはないが、手堅く楽しめる作りになっている。

6点