「スラムドッグ$ミリオネア」ダニー・ボイル監督

高度にソフィスティケートされたテクニックを用いて「疑似カオス」とでも言うべき雰囲気が醸成される。犯罪、貧困、インド社会の変化など様々なものが描かれる中で、作品のカタルシスとなるのが「一人の女を想い続ける恋心」。ほとんど神話のような世界だけれど、それはそれで心地いい。

7点