「それでも、生きてゆく」第4話を観たが、肝心の瑛太、満島ひかりのやりとりが最も不自然でわざとらしいという困った展開は続いている。
そもそもこの二人がしょっちゅう行動を共にするというのは、瑛太の母親役の大竹しのぶでなくても不審な顔をむけたくもなろう(笑)。
もちろん既に恋愛感情が芽生えているというのだろうけれど、その経過にまったく説得力がない。急に野球の話を振ったりするわざとらしいセリフがたまりませんな。
それと結局最初から犯人である満島ひかりの兄(風間俊介)に「実は優しくて・・」などという逃げ道を与えている。
「少女殺し」というテーマを扱いながら、結局は「誰も悪い人はいない」なんていう雰囲気を漂わせている。
「誰も悪い人はいない」という命題もありだとは思うけれど、それならば人間に対するより厳しい視点が必要になるだろう。
映画「ラブリーボーン」では「少女殺し」の犯人に何の言い訳も与えていない。
ファンタジックな映像の底流にある残酷にしてグロテスクな「少女殺し」を仮借なく描いている。
そうでないと、「幼い少女を殺された家族」の怒りや哀しみや絶望は表現しきれないと思いますね。

「それでも、生きてゆく」第4話視聴率は9.7%。

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