女性の力!女性の自由!
思えばわたし、子供の頃から女性が主役の映画や小説が好きだったんですね。
別に男性が主人公のものが嫌いだというわけではないですよ。
でも女性が素晴らしい活躍する姿を見たり読んだりするのは特別に好きで、それは今もずっと続いています。
もちろんわたしが男性だから「異性」としての女性に惹かれるという部分は大きい。
でもそれ以上に女性に対する尊敬の念、「女性である」ということ自体に対する尊敬、そして賛美の念が大きいのだと思うんです。
だから現代社会でも根強く残る「男性中心社会」「女性蔑視」という状況をもの凄く憎んでいるんですね。
日本だけでなくやはり世界のあらゆるところで見られる「男性中心社会」「女性蔑視」という状況はどんどん変えていかねばと思っています。
ただ、そうして活動をしていく場合、あまりに「教条主義」に囚われると「本質」を見逃してしまうとも考えています。
お分かりになりますよね。

で、「ミレニアム ドラゴン・タトゥーの女」です。
オリジナルのスウェーデン版も十分楽しめる作品だったんですが、デヴィッド・フィンチャー版は随所に違う要素が見られる。
で、よく書くんだけれど、ハリウッドリメイクでオリジナルから変更した部分は、普通は拙い出来になる。
ところがフィンチャー版ではおおむね好ましい変更になっているわけです。
「だからこそデヴィッド・フィンチャーだ!」ということになるわけですが、特に心に残るのがルーニー・マーラ=リスベット・サランデルが持っている「女性蔑視に対する憎悪」なんですね。


「ミレニアム ドラゴン・タトゥーの女」「アンダーワールド 覚醒」「メランコリア」2月公開!
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「spec 天」4月7日公開。
沢尻エリカ「ヘルタースケルター」7月14日公開。