●田中将大のNYヤンキース入団が決まった時にその巨額の「金」の話題になるのはそれもMLBファンの大きな注目の一つである以上仕方ない部分はあるんですが、「日本人選手として最高額」とか「~はドルだったけれど、田中は~」とかいう切り口はいただけません。
野茂やイチローなど偉大なプレーヤーの活躍あってこそ、その後の日本人選手が「MLBで一試合もしないうちから」巨額契約を勝ち取れるようになったわけであって、先人たちと成績で比較するならまだしも、「金」で比較するのは失礼というものです。
本当はMLBのとてつもない巨額契約システムも理不尽ではありますけどね。
「夢を掴む」とかいうレベルではなくなっている。
しかもMLBの試合を見ていると、複数年巨額契約した選手がその間に額に見合う活躍をすることって滅多にないんですよ。
だいたいどこかで故障して長期離脱とか、契約前では考えられなかった長期不振に陥るとか、そんなパターンが多い。
それらも計算に入れた上での「巨額」なのでしょうが、ずいぶん無駄があるのではないかと感じます。