●別に「東京礼賛」に走ろうというわけではない。
しかし文化度の高さは国内では圧倒的である。
「ダラス・バイヤーズクラブ」はご存知の通りマシュー・マコノヒーとジャレッド・レトが凄まじい役作り、演技をぶつけ、2014年アカデミー賞主演・助演男優賞を獲得した。
「絶対本命」が予想通り賞をかっさらったわけで、もちろん期待にたがわぬ観応えある作品になっていた。
作品中「ピエロ」の映像が何度が現れますが、ジャン=マルク・ヴァレ監督、とても映画が分かっています。
あくの強い二人の俳優の役作り、演技でぐいぐい引っ張って行く映画ですが、最後に「あるシーン」を用意することでグッと観客の琴線に触れる。
この辺りもとても上手い。