●ところで「ハードボイルド映画」にもいろいろありますが、わたしが「最も理想的なハードボイルド映画」の一つと位置付けているのが、リドリー・スコット監督の「ブレード・ランナー」です。
SF映画ではあるけれど、そして驚愕のヴィジュアルが当時の文化シーンにとてつもない衝撃を与えた作品だけど、画作り、感情は抑制されながら、とどのつまりは噴出せざるを得ない。
そんな古典的ハードボイルドのテイストがすべて詰まっているのが「ブレード・ランナー」なのです。