●正直なところ、映画「汚れなき祈り」は期待ほどではなかった。
「汚れなき祈り」。
ルーマニアのクリスチャン・ムンギウ監督作品。
実話を基にしている緊迫感はよく醸し出しているけれど、展開が読めるだけに2時間30分以上は長く感じた。
いや、いくら展開が読めても、そして何度観ても愉しめる映画は多くある。
だから「汚れなき祈り」はわたしにとってはさほど優れた映画とは言えないのでしょう。

※あなたは何度も観ている映画、観たくなる映画はどれだけありますか?

わたしも映画を観始めて長いですから、かなりあります。
おもしろいことに、初めて観て「こりゃ素晴らしい!」と感じても、結局「その一度でいいや」となる作品と、折に触れ観たくなる作品とはっきり分かれます。
「好み」の問題もありますけどね。
わたしが何度も観ている、観たくなる映画をここで2本挙げておきましょう。

ピエル・パオロ・パゾリーニ監督「奇跡の丘」
マーティン・スコセッシ監督「タクシードライバー」
デブラ・グリニク監督「ウィンターズ・ボーン」

と、他にもいろいろありますが。