●「花子とアン」で関東大震災の火災により、花子の妹かよ(黒木華)と互いに好意を寄せあっていた村岡郁弥が死にます。
突然の、しかも「小楽団付き」という異常に芝居がかったプロポーズを受けて動揺したかよは、本当はとても嬉しかったにもかかわらず、「馬鹿!」などと言って店を飛び出す。
ただ「相手が生きていれば」、いくらでも「次の機会」があるわけですね。
ところが村岡郁弥は死んでしまった。
好きなのに、とても嬉しかったのに、「はい」と言えなかった。
そして相手は死んでしまった。
安藤かよはどのような心理になるか。
それはもう、想像に余りあります。
で、黒木華はその「安藤かよ」をどう表現したか?
ご覧になりましたか?
それこそ「テレビを超えた」表現です。
息を呑みました。