●末尾ルコ傑作詩「ザハロワとツィスカリーゼ」篇。

ニコライという名はまだしも
ツィスカリーゼという名は
日本人には困難を極める
でもおれはすぐに覚えたさ
あのスヴェトラーナ・ザハロワとの
「ラ・バヤデール」で。
いや、「ラ・バヤデルカ」と
言った方がいいのかな、
この場合
高知から東京へ飛び
高知から東京へ飛び
高知から東京へ飛び
ザハロワのニキアと
ツィスカリーゼのソロルを