●末尾ルコ「ロックスピリットで人生よ燃えろ」論~レッド・ツェッペリン篇。

2014年10月にNHKの「Songs」という番組でレッド・ツェッペリンの特集をやっていました。
ツェッペリンの音楽性についてここであらためてどうこう言う必要もない、問答無用のロックモンスターなわけですが、それにしてもこの全盛期のジミー・ペイジとロバート・プラントのヴィジュアルはすごいなとつくづくかんじました。
「gorgeous」という英語がありますが、これは日本語で適当な訳語がないと同時に、日本人で「gorgeous」に当て嵌まることも難しい。
日本語訳として、「華麗な」とか「豪華な」とか使ったりするけれど、それだけではないんです。
「rich」という英語がありますね。
これも単に「金がある、裕福である」という意味だけでなく、精神的、あるいは持っている雰囲気の「rich」。
それら様々な要素を加味しての「gorgeous」。
で、全盛期のジミー・ペイジとロバート・プラントがステージで接近パフォーマンスをする時の「gorgeous」さというのはロック史上最強かなとあらためて感じた次第です。
いや、凄い。
「gorgeous」という点に於いては、ミック・ジャガー、キース・リチャーズのコンビも勝てないんじゃないだろうか。