●末尾ルコ詩D「猫、屋上」篇。

「猫、屋上」

屋上が燃えている?
どこの?
あの、霧の中の大きな建物。
ああ、確かにそんな風に見える。
燃えているように、見える。
でもそんなことが有り得るの?
有り得そうにない、
でも、ほら、
見えているじゃないか!

・・・・・・

ぼくの素敵なネコは、
どんな歴史的動乱も
近寄らせないよ!