●末尾ルコ詩D「猫、ケイト・ブッシュ」篇。

「猫、ケイト・ブッシュ」

ケイト・ブッシュ
いつだってケイト・ブッシュであって
ケイト・ブッシュとして変わることがない

ケイト・ブッシュが
ケイト・ブッシュであり続けること

これは
そもそもケイト・ブッシュが
ケイト・ブッシュである
という前提がなければ
ありえないことで、

「AがAである」という前提は、
人間にとって
簡単ではないのですよ。

・・・・・・

言うまでもなく、
ぼくの素敵なネコは
いつだって
ぼくの素敵なネコなのさ!