感性と根性を鍛えるレッスン~2016年ウィンブルドン名勝負、アンゲリク・ケルバーVSシモナ・ハレプ&ロジャー・フェデラーVSマリン・チリッチと女子テニスの大問題。

2016年ウィンブルドン女子準々決勝のアンゲリク・ケルバーVSシモナ・ハレプ。
見事な試合内容になった。
こんな試合があるから、世界トップレベルのテニスは観逃がせない。

そして男子準々決勝のロジャー・フェデラーVSマリン・チリッチ。

これは会場を埋め尽くすファンのほとんどというだけでなく、全世界のテニスファンのほとんどが、(フェデラー、勝ってくれ!)と願う中で、2セット連取され、あまつさえマッチポイントを何度も握られる瀬戸際へ追い遣られ、それでも諦めず、大逆転勝利を収めた凄まじい試合だった。

ただ、女子テニスに関して言えば、今回のウィンブルドン、準決勝に残ったのが、30代二人と、20代後半2人ということで、ガルビネ・ムグルッサ全仏オープン優勝で「新世代到来」が成ったかと思われたが、必ずしもそうではなかった問題が露呈された。