●末尾ルコ詩D「猫、灯り」篇。

「猫、灯り」

高知市薊野にある


カスパール・ハウザーって
ハーメルンの笛吹きが
連れて行ったんだってね
誰がそんなことを
フォイエルバッハ先生
ではないよ
でもカスパール・ハウザーは
連れ去られていない
そこに死体があったはずだ
それでもカスパール・ハウザーは
連れて行かれた
ひょっとしたら
ハーメルンの笛吹きに

高知市薊野にある


・・・・・・

ぼくの素敵なネコは
いつでも
灯りを纏っている。

(毎日、「末尾ルコ詩D」を書いてみましょう!わたしの創ったものを写すのではなく、ご自分で創ってみるのです)