●末尾ルコ「2016年版最も稼ぐ男優と、最高のアクションスターは誰だ?」

末尾ルコ「映画で知性と感性を鍛えるレッスン」

『フォーブス』の2016年版「世界で最も稼ぐ男優」ランキングのトップ10が次のメンバーである。

1 ドウェイン・ジョンソン
2 ジャッキー・チェン
3 マット・デイモン
4 トム・クルーズ
5 ジョニー・デップ
6 ベン・アフレック
7 ビン・ディーゼル
8 シャー・ルク・カーン
9 ロバート・ダウニー・Jr
10 アクシャイ・クマール

1位と2位には驚いた。
まず1位、(え!ザ・ロックが??)
ザ・ロック。
プロレス界のスーパースターからハリウッドでアクションスターになった男。
しかし並み居るハリウッドスターの中で、「最も稼ぐ男優」になろうとは。
米国でプロレスラーが映画へ出演するのは珍しくないが、ここまで「男優として」地位を確立した例は今までない。
ま、もともとプロレス時代から、ザ・ロックはトークや演技で魅せるタイプではあったけれど。
あ、ドウェイン・ジョンソンがプロレスラー時代は、「ザ・ロック」だったわけである。
ただ、個人的には「アクションスター」としてのドウェイン・ジョンソンは物足りない。
「鈍く」感じるのだ。
2位のジャッキー・チェンに関しては、(え?まだこれだけ稼いでいるの??凄い!!)である。
ジャッキー・チェンの場合、その凄さ、素晴らしさは分かるけれど、個人的にはあまりその作品を楽しんだことはない。
映画のテンポや本人のキャラクターに、わたしがワクワクする要素が少ないのだ。
ではわたしにとって、誰が最高のアクションスターだったかと言えば、

アーノルド・シュワルツェネッガー!

もちろん「今の」ではない。
「最盛期の」だ。
『コナン・ザ・グレート』『ターミネーター』『コマンドー』『プレデター』『トータル・リコール』『ターミネーター2』・・・この頃のシュワルツェネッガーほどわくわくさせてくれるアクションスターはいなかった。
特に『トータル・リコール』のめちゃめちゃぶりが目茶目茶好きで、だからこそ「復帰後」のシュワルツェネッガーには残念でならないのだ。

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