●アンディ・マレー、遂に男子テニス世界ランキング1位に!だからこそよく分かる、「産経新聞」のお粗末すぎる記事。

末尾ルコ「テニス感性で知性と感性を鍛えるレッスン」


アンディ・マレー、遂に男子テニス世界ランキング1位に!
これはのヴァク・ジョコビッチが2016全仏オープンを制した段階ではとても想像もつかなかった快挙だ。
その件についてはまたじっくり取り上げるとして、数カ月前にわたしは極めて下らない記事を、「産経新聞」のサイトで見かけた。
タイトルは、

「道具」を大切にしなくても一流になれるか・・・

そして書き出しが、「イチローにあってジョコビッチにないもの。」

記事の内容は、「イチローは道具を大切にする」「(テニスの)ジョコビッチやマレーは試合中ラケットを叩きつける」・・・「イチローが40を超えて健在で、ジョコビッチとマレーに衰えが見え始めているのは、道具を大切にするか否かのさ・・・かも」
と要約すればこのようになる。
いや、要約しながら、あまりの酷さに、「書いてライター、出てこいや!!」と怒鳴りたくなる。
はっきり言って、「目茶目茶な内容」だ。
ネット時代となり、「識者」や「マスメディア」が「実はたいしたことなく」「かなり出鱈目な」存在である真実が暴露されつつあるけれど、「産経」が掲載したこの記事もそんな象徴のようなお粗末さだ。
そもそも「ジョコビッチもマレーも衰えなど見え始めてない!」
全仏オープン後のジョコビッチの不調は一時的なスランプというものだ。
「言葉」で収入を得ている人間が、こんなどうしようもない記事を書いていては大失格である。