●最早「最強」ではないロンダ・ラウジー、「萌えキャラクター」に転向か?

末尾ルコ「格闘技で知性と感性を鍛えるレッスン」

アマンダ・ヌネスに48秒で破壊されたロンダ・ラウジー。
コーチの指導に批判が集まっているようだが、あの負け方は言い訳が効かない。
アマンダ・ヌネスと相対した時、ロンダ・ラウジーの方がずいぶん小さく見えた。
連勝街道を突っ走っていた時は、大雑把なファイト内容もフィジカルで対戦相手を圧倒していたロンダであって、そのアドバンテージがなければ当然苦しい。
もともとロンダが連勝している時も一つ大きな疑問があった。
ロンダ・ラウジーは女子柔道オリンピックメダリストであるという格闘技バックボーンがあるが、男子MMAで柔道出身者がなかなか勝てないのは以前からの常識になっツている。
ロンダが敵なしの進撃を続けていた時は、身も蓋もない言い方をすると、「まだ他のファイターが育っていなかった時期」だったのは間違いない。

さて今後のロンダ・ラウジーだが、既にハリウッド映画の仕事を始めているとはいえ、「女子MMA最強」の称号なしで今後どれだけオファーがあるか。
なかなか難しくなることは明らかだ。
そうは言っても、現役続行で新しいファイターたちに勝ちを重ねることもまず無理だろう。
しかしロンダ・ラウジーの容姿、スター性はやはり飛び抜けたものがある。
となれば、「キャラクターを変える」のはどうか?
アマンダ・ヌネスにタコ殴りにされた後呆然とする姿に今までにないフェミニンな魅力を感じた御仁も少なくないだろう。

そう、

「ロンダ・ラウジー、萌えキャラクターに転向」

という道である。